【Vm3新薬ニュース】日本初の動物用抗てんかん薬「コンセーブ錠」が、本日より新発売されました。
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「コンセーブ®錠」はゾニサミドを有効成分とする、DSファーマアニマルヘルス株式会社で創製された、日本初の動物用抗てんかん薬です。
■特長
1. 薬効の発現が早い
2. 薬物代謝酵素を誘導しない
3. 投薬量が調整しやすい
■組成
コンセーブ錠 25mg は、1 錠中にゾニサミド 25mg を含有する。
コンセーブ錠 100mg は、1 錠中にゾニサミド 100mg を含有する。
■効能・効果
犬:特発性てんかんにおける部分発作(二次性全般化発作を含む)及び全般発作のコントロール
■用法・用量
通常ゾニサミドとして、初回投与量は、体重 1kg 当たり、2.5~5mg を 1 回量とし、1 日 2 回、およそ 12時間間隔で経口投与する。以後、臨床徴候により必要に応じて漸増する。なお増量後の用量は、通常 10mg/kg/回までとする。
■包装
コンセーブ錠 25mg : 100 錠/箱(10 錠 x10)
コンセーブ錠 100mg : 60 錠/箱(10 錠 x6)
■製造販売元
DSファーマアニマルヘルス株式会社
■お問い合わせ
DSファーマアニマルヘルス株式会社 お客様相談窓口
0120-511022 (平日 9:00~17:00)
*携帯電話・PHS からでも、ご利用いただけます。
http://animal.ds-pharma.co.jp/
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《Vm3編集部》
日本には、これまで動物用に正式に承認された抗てんかん薬がありませんでした。
DSファーマアニマルヘルス株式会社の親会社である大日本住友製薬は、人体用の抗てんかん薬の創薬開発に長い歴史を持ち、また、本年で27年目を迎える「公益財団法人てんかん治療研究振興財団」を設立し、運営しています。
日本初の動物用抗てんかん薬として農林水産省から承認が得られたこと、また今回、小型犬の体重を考慮して、25mg錠が用意されたことは、実際の犬のてんかん治療に当たっての朗報です。
コンセーブ錠で、多くの部分発作や全般発作で苦しむワンちゃんと飼い主さんのQOL向上に役立つことを、Vm3も祈っております。
フェノバール30mg 臭化カリウム100mgを四か月ほど投薬したがあまり効果がなかった。
本日より新薬コンセーブ100mgの投与を始めた。